「本業を続けながら、副業で民泊清掃を始められないか」という相談を、最近よく受けます。私自身、都内でワンルーム2件と1LDK1件、合計3件の民泊を兼業で回しているオーナーなので、清掃業者を探す側の目線でしか語れませんが、逆にその視点が、これから開業する人には役立つはずです。
結論から言うと、民泊清掃は個人・小規模で始めやすい部類の事業です。国家資格が要らず、初期投資も数万円から立ち上がる。ただ、無計画に始めると、最初の3ヶ月で「案件が取れない」「取れても採算が合わない」の二重苦になります。ここは容赦なくそうなる。
この記事では、開業届の出し方から、案件の取り方、単価設計、避けたい落とし穴まで、発注する側のオーナーが「この人になら任せたい」と思う開業の順序を、私が実際に依頼した業者さんたちの立ち上げ話も引き合いに、時系列で整理します。
この記事の要点
- 民泊清掃業は特別な国家資格や許認可を必要とせず、個人事業主として税務署に開業届を出せば始められる。清掃業単体では自治体の営業許可も原則不要(廃棄物運搬など付随業務は別途確認)。
- 開業届は所得税法上、事業開始から1ヶ月以内に所轄税務署へ提出することが定められている。提出しなくても罰則はないが、青色申告や屋号口座の開設に影響する。
- 初期投資は掃除機・スチームクリーナー・リネンストック等で編集部調べ10〜30万円が現実的なレンジ。車を使うかどうかで大きく変わる。
- 単価は編集部調べで東京のワンルーム1件4,000〜7,000円が実勢。ここに交通費・リネン費・繁忙期割増をどう乗せるかで手取りが2倍違う。
- 個人で開業する場合、最大の壁は案件獲得。マッチングサービス登録・地域営業・オーナー紹介の3ルートを並行するのが現実的で、1ルートだけに賭けると詰む。
一社ずつ営業して回るのが辛ければ、オーナー側が業者を探しにくる仕組みに登録しておくのが最短です。見つける君はオーナーと清掃業者をつなぐマッチングサービスで、業者登録は無料で行えます。
民泊清掃を個人・小規模で始めるのに必要な資格・許可
民泊清掃業を個人で始めるのに、必須の国家資格はありません。清掃業自体は自由業に近く、税務署に個人事業の開業届を出せばその日から名乗れます。ここは意外と誤解が多いところで、「なにか資格を取ってから」と身構えて時間を溶かす人がいる。溶ける。
ただし、民泊「オーナー側」が守るべき法律と、清掃を「請ける側」が意識すべき法律は別物です。ここを混ぜて理解している人が多いので、まず切り分けます。オーナー側は住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づき、住宅宿泊事業法第五条で「定期的な清掃その他の宿泊者の衛生の確保を図るために必要な措置」を講じる義務があります(国交省・観光庁の民泊制度ポータルサイトが一次情報)。清掃業者はその衛生確保をオーナーに代わって物理的に実行する立場、と理解しておくと会話がずれません。
私の物件で最初に契約した業者さんは、脱サラして半年目の個人の方でした。名刺には資格の記載はゼロで、代わりに「Airbnb清掃3年(前職)」とだけ書いてあった。それで十分刺さりました。オーナーは資格より実務の解像度を見てます。
住宅宿泊管理業の登録は必要か
ここは混同されがちなので分けて書きます。「住宅宿泊管理業」は、住宅宿泊事業法第11条に基づく、家主不在型の民泊で法定義務を委託で引き受ける事業のことで、国土交通大臣への登録が必要です(国交省の管理業制度ページに条文と手続きが載っています)。
いっぽう、清掃だけを請け負う場合は住宅宿泊管理業の登録は原則不要です。管理業者から「清掃だけ再委託」で回ってくる仕事、あるいはオーナーが自分で管理しつつ清掃だけ外注する仕事、この二つが個人開業のメイン戦場になります。管理業のフル登録は要件が重く、個人で始める最初のフェーズでは基本考えなくていい。
保健所への届出、廃棄物運搬の許可
清掃だけであれば、保健所への届出も基本的に不要です。ただし、以下は個別確認しないと事故ります。
- ゲストが出したゴミを収集して自分の車で運搬・処分まで請け負う場合、事業系一般廃棄物の運搬に該当し、市区町村の許可や事業系ゴミ処理契約が必要になる可能性がある(自治体ごとに扱いが違うので、自宅所在地でなく物件所在地の清掃事務所に確認)。
- リネン洗濯を自宅の洗濯機ではなく、外注の洗濯代行に出すか自前のリネン倉庫で回すかで、営業許可の要否が変わる場合がある。
- 害虫駆除や大型のカーペット洗浄など、特殊業務を副収入として請ける場合は建築物衛生法・浄化槽法など別枠の確認が要る。
スタート時点で全部完璧に押さえる必要はない。まずは「基本清掃+リネン交換+アメニティ補充+ゴミ集積所への搬出」までを守備範囲にし、車で持ち帰る前提の運用は避ける。これが個人で立ち上げる時の一番安全な設計です。
開業届の出し方と青色申告の準備
個人事業主として動くなら、税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を出します。国税庁の様式ページで手に入り、e-Taxならスマホから完結します。所要時間30分。
提出期限は所得税法上、事業開始の日から1ヶ月以内と定められています。ただし出さなくても罰則はない、というのが実務のグレーゾーンで、遅れて出す人も多い。出さないと屋号付き銀行口座が開けない、小規模企業共済に入れない、補助金申請でつまづく等の実害があるので、遅くとも3ヶ月以内には出しておきたいところです。
開業届と同時に「所得税の青色申告承認申請書」を出すのを忘れずに。これを出しておくと最大65万円の青色申告特別控除が使える。清掃業は経費(消耗品・車両・洗剤・洗濯代)が多い業種なので、青色にしないと確定申告の時期に泣きます。実際に泣いた知り合いを2人知ってます。
屋号・事業内容欄の書き方
屋号は任意ですが、あった方がオーナー側からの信頼が段違いです。個人名だけの名刺と屋号入りの名刺、私は正直、屋号ありの方をLINEに登録します。「〇〇クリーニング」「〇〇ハウスケア」など、清掃であることが屋号から伝わるものが無難。
事業内容欄は「宿泊施設の清掃・リネン交換・アメニティ補充業務」と具体的に書く。「清掃業」だけだと、後々の融資申請や補助金で「事業実態が説明しにくい」と言われるケースがあります。書ける単語は書く。
初期投資はいくら必要か(最小構成と現実解)
「機材で30万かかる」と書いてあるサイトが多いですが、現実には10万円台からスタートできます。私が知る限り、実際に副業から始めた人の初期投資は12〜25万円のレンジに集中していました。
| 項目 | 最小構成 | 推奨構成 | 備考 |
|---|---|---|---|
| コードレス掃除機 | 1.5万円 | 4万円 | コードあり物件が多く、コードレスは時短効果大 |
| スチームクリーナー | 0円(後回し) | 1.5万円 | 床・浴室で効果高いが必須ではない |
| 洗剤・消耗品セット | 1万円 | 2万円 | 中性洗剤・アルコール・除菌スプレー等 |
| リネンストック(1物件分) | 1.5万円 | 3万円 | シーツ・タオル・枕カバーを2〜3セット |
| マイクロファイバークロス類 | 3千円 | 8千円 | 色分けして交差汚染を防ぐ |
| キャリー・道具バッグ | 5千円 | 1.5万円 | 電車移動中心なら必須 |
| 写真報告用スマホスタンド類 | 2千円 | 5千円 | 三脚・広角レンズなど |
| 賠償責任保険(年額) | 1万円 | 2万円 | 個人賠償型でなく事業者向けの物損対応で |
| 合計目安 | 約7万円 | 約17万円 | 車を持たない前提 |
個人で始めるなら、車は最初持たない方が身軽です。都内は駐車場代とコインパーキングだけで1件あたりの利益が飛ぶ。電車移動+物件のキーボックス運用で受注できる案件を選び、車を要する遠方案件は後から回す。私が浅草の1LDKを頼んでいる業者さんも、開業から2年間は電車移動のみでした。
賠償責任保険は絶対に入る。1回入り忘れて壁を傷つけた個人業者さんが、10万円の壁紙補修費を実費で払っていた話を実際に見ています。年1万円ケチる話じゃない。
最初の案件をどう取るか|3つのルートを並走する
開業して機材を揃えても、案件がゼロなら1円も動きません。個人開業の一番の壁はここ。私が実際に頼んでいる業者さん、他物件で相見積もりを取った10人以上のヒアリングから見えているのは、以下の3ルートを並走している人が生き残っているという事実です。
ルート1: マッチングサービスへの登録
個人開業でいきなり営業しても、オーナー側が個人業者を検索する動線がそもそもない。マッチングサービスに登録しておくと、オーナーの方から条件を見て問い合わせが来る受動側の入り口ができます。ゼロを1にする一番早い手段です。
登録の際は、対応エリア・稼働可能曜日・単価・繁忙期の受注可否・写真報告の有無を必ず埋める。空欄が多いプロフィールは、オーナー側からは「隠したい何かがある」と読める。私は空欄が3つ以上あるプロフィールには問い合わせしません。
ルート2: 地域の民泊オーナーへの直接営業
Airbnbのリスティングを検索し、対応可能エリアで営業中の物件を絞り込んで、問い合わせフォーム経由で提案を送る古典的なやり方。返信率は低いですが(体感で50通に1通)、1本刺されば継続案件になりやすい。
刺さる提案の書き方はオーナーに刺さる清掃業者の提案書にまとめたので、営業文の型はそちらを参考にしてください。件名で切られない工夫と、単価より先に「稼働可能曜日」と「繁忙期の対応」を書くのが返信率を跳ね上げるコツです。
ルート3: 運営代行会社からの下請け
民泊運営代行会社は複数物件をまとめて管理していて、清掃業者の空き枠を常に探しています。ここに食い込めると1社契約で月20〜40件が安定して回ってくる。個人にとっては夢の状態ですが、単価が下がる(オーナー直より1件あたり500〜1,500円低い)のと、代行会社の受注リズムに縛られるデメリットがある。
ルート3だけに依存すると、代行会社が方針転換した瞬間に売上ゼロになる。実際に見た。だからルート1と2を並走させておくのが必須です。
営業と登録を同時進行するのが辛ければ、まず一番ハードルが低いマッチング登録から片付けるのが早いです。プロフィールを埋める30分だけで受動的な入り口ができます。
単価設計|赤字にならない最低ラインの引き方
個人開業でいちばん多い失敗が、単価を安く設定しすぎて、案件は来るのに手取りが最低賃金を割るという状態。これ、本当に多い。2024年の東京都最低賃金は時給1,163円、2025年秋の改定で1,226円になっています。この数字を割ると、副業でも「働けば働くほど本業の時間が減って損」というモードに入る。
詳細な料金設計の考え方は単価設定の考え方の記事にまとめました。ここでは、個人開業者が「これ以上は下げない」最低ラインの引き方だけ触れます。
1件あたりの純利益を逆算する
ワンルーム1件の実所要時間は、リネン交換・写真報告込みで編集部調べで75〜90分が実勢。移動時間を片道30分と見積もると、案件1本あたり実質2時間半〜3時間拘束されます。
ここに時給換算1,500円を最低ラインで置くと、拘束3時間で4,500円。これに交通費実費(往復700円)、リネン洗濯代(1件2,000円)、消耗品費(1件500円)を乗せると、必要な受注単価は7,700円になる。個人開業直後は営業のためにこれより下げがちですが、下げるなら「試用期間だけ」と自分に線を引かないと、その単価が定着します。
繁忙期割増を最初から見積書に書く
年末年始・GW・お盆は、東京の民泊では稼働が跳ねる代わりに、業者の枠が全物件で奪い合いになります。ここで「通常料金の1.2〜1.5倍」と最初の見積書に書いておかないと、後で追加交渉になって関係が悪化する。
私が発注する側として、繁忙期割増があらかじめ提示されている見積書は、むしろ信用が上がります。逆に「その時になったら相談で」と言われると、後で揉める予感がして依頼を控える。
オーナーが個人業者を選ぶ時に見ているポイント
私が発注側として、初回の問い合わせで確認するのは以下の5点です。ここが埋まっていれば、個人業者でも会社より優先して契約します。逆にここが埋まらないと、実績が長くても切ります。
- 対応可能エリアと、最寄駅から徒歩何分までなら対応するか
- 1件あたりの標準所要時間と、写真報告の有無
- 連絡手段(LINE公式・SMS・メール)とレスポンスの目安時間
- 当日キャンセルが発生した場合の料金と、こちらから当日連絡が可能か
- 賠償責任保険の加入有無と、破損時の初動フロー
特に3点目のレスポンス。私は初回問い合わせに返信が24時間以内に来ない業者は、その時点でリストから外します。理由は明快で、金曜21時に翌朝チェックアウトの連絡が入った時、返信が来ないと物件が回らないから。個人業者は本業や生活があって当然ですが、応答時間の約束が最初にあれば納得します。
個人業者にとってはこの応答時間の設計が、実は最大の差別化ポイントです。会社は複数人で対応するが決定は遅い。個人は決定は早いが休むと止まる。だからこそ、休むタイミングを明示する(例:毎週火曜日は完全休業日、と最初に書く)方が信頼される。
ここは初回ヒアリングの10項目で、発注側が具体的にどこを見ているかを掘り下げています。営業側に立つ人にとっては、そのまま「先回りして提示する項目リスト」として使えます。
開業3ヶ月目までにやっておくと事故らない仕組み
個人開業で1年以内に事業をたたむ人の多くは、案件が取れないからではなく、案件が来始めた時点で運用が破綻して自滅します。破綻を防ぐために、3ヶ月目までに以下を仕込んでおくべきです。
物件ごとのマニュアル化
物件が3件を超えると、頭の中の記憶だけでは回らなくなります。写真ベースのマニュアルを物件ごとに作り、Google DriveなりNotionなりに置いておく。オーナーがマニュアルを持っていない場合は、自分で撮って作る。この一手間で、後から自分の代役を頼む時(体調不良・繁忙期の応援依頼)の再現性が段違いになります。
マニュアルの具体的な項目は引き継ぎマニュアルの作り方でオーナー視点から整理しました。業者側からも同じ枠組みが使えます。
当日キャンセル時のルールを契約書に
オーナー都合で当日キャンセルされた場合の料金を、最初の契約時に明文化する。「前日20時以降は50%、当日は100%」など。これがないと、キャンセルが増えた時に受注側だけ損する。
逆に、清掃業者側の当日キャンセルは、オーナーとの信頼を一発で失う失点になります。両方の非対称を最初に決めるのがフェアです。
確定申告用の記帳を最初から
会計ソフト(freeeやマネーフォワード)を月1,000円台のプランで契約し、開業初月から領収書を溜めない。清掃業は経費の細かい件数が多い業種で、後からまとめてやろうとすると1年目の確定申告が地獄になる。私の友人はこれで3日徹夜して、税理士に丸投げして20万円払っていました。
個人開業の落とし穴|私が発注側で見てきた失敗パターン
ここは1年以内に音信不通になった個人業者さんたち(私が過去に依頼した中で4人ほど)の共通点を、失礼を承知で書きます。開業する側にとっては先回りの地図になるはず。
- 本業繁忙期と民泊繁忙期が重なった時に受注コントロールできず、両方でクレームが出て信用を失う
- 1社の運営代行会社に依存し、その会社の方針転換で売上が半減した
- 単価を下げすぎて、忙しくなるほど時給が下がり、モチベーションが持たなくなる
- 破損トラブルが発生した時に保険未加入で、自腹の実費が2〜3件の粗利を吹き飛ばした
特に1つ目、副業の設計が甘い人ほど陥りやすい。私の一番最初に頼んだ個人業者さんは、3ヶ月目に本業の異動で夜勤続きになり、そこから連絡が3日途絶えて別業者に切り替えざるを得なくなりました。悪い人ではなかった。設計だけが甘かった。
副業から始めるなら、月に受けられる件数の上限を最初に決めて、そこを超えたら断る。断る勇気が持てるかどうかで、1年後の残存率が変わります。
副業スタートか、専業スタートか
民泊清掃で開業する人の8割が副業スタートです。理由は明白で、初月から生活費を稼ぐには案件数が足りないから。私がヒアリングした限り、専業に切り替える人の多くが月40件(月商20〜30万円)を安定して超えたタイミングでした。
副業で始めるメリットとデメリットは、民泊清掃を副業で始める場合の詳細ガイドで、道具・稼働時間・案件の取り方まで細かく整理しています。副業設計に絞って検討したい人はこちらから。
個人的な意見で言うと、最初の6ヶ月は絶対に副業で始めるべきです。オーナー側の予約カレンダーの波(GW・年末年始のピークとその間の閑散期)と、業者側の稼働リズムをつかむのに、最低でも一回りは要る。この波を体感する前に本業を辞めて専業に賭けた人が、私の周りで2人つぶれてます。
案件の入り口を増やしたいなら、まずマッチングサービスで受動的な問い合わせラインを持っておくのが軽くて始めやすい方法です。営業と並行しても負担が増えません。
よくある質問
Q. 民泊清掃を始めるのに必要な資格はありますか?
特別な国家資格は不要です。個人事業主として税務署に開業届を出せば、その日から民泊清掃業を名乗れます。ただし、廃棄物運搬を車で自ら請け負う場合は自治体の許可が別途必要になる可能性があるため、物件所在地の清掃事務所への確認をおすすめします。清掃の実務スキルは、資格より現場経験で評価されます。
Q. 開業届を出さないと違法ですか?
所得税法では事業開始から1ヶ月以内の提出が定められていますが、未提出でも罰則はありません。ただし、青色申告の適用、屋号付き銀行口座の開設、補助金申請、事業者向け保険の契約などで実害が出るため、遅くとも3ヶ月以内には出しておくのが実務上の推奨です。青色申告承認申請書も同時提出が便利です。
Q. 初期投資はいくらから始められますか?
編集部調べで、車を持たない前提なら7〜17万円のレンジで立ち上げ可能です。コードレス掃除機・洗剤類・リネンストック・賠償責任保険がコアで、スチームクリーナーや専用車両は案件が回り始めてから追加する順序が現実的。ケチって省くべきでないのは賠償責任保険(年1〜2万円)で、これは開業初日から加入しておくべきです。
Q. 最初の案件はどうやって取ればいいですか?
マッチングサービスへの登録、地域のAirbnbオーナーへの直接営業、民泊運営代行会社からの下請け、この3ルートを並走するのが現実解です。1ルートだけに賭けると、そのルートが止まった瞬間に売上ゼロになります。特にマッチングサービスはオーナー側から検索してもらえる受動的な入り口として、開業初期の最初の1件目を取るのに向いています。
Q. 副業で始めて、専業に切り替えるタイミングの目安は?
私が発注側でヒアリングした範囲では、月40件(月商20〜30万円)が半年以上安定して継続した時点で、専業への切り替えを検討する人が多かったです。ただし、繁忙期と閑散期の波を最低1年は体感してから判断するべきで、GWや年末年始の1回だけ売上が伸びたタイミングで専業化した人は、その後の閑散期で資金繰りが崩れる例が多い。少なくとも6ヶ月の副業運用を経てから判断するのが安全です。
Q. 法人化した方が有利ですか?
売上規模と取引先次第です。個人事業主のままでも青色申告特別控除65万円が使え、副業〜月商50万円程度までは個人の方が税務面で有利なケースが多い。法人化の目安は所得ベースで年600〜800万円を超えた時点が一つの分岐点とされますが、税務戦略は個別事情の影響が大きいので、最終判断は税理士に相談することをおすすめします。

